ここ数年で証券口座の開設数が急激に伸び、その多くが20~30代と言います。
私も投資ブームの数年前から投資デビューを果たしたので皆さんの気持ちがよく分かります。
「投資する資金がないっ!」
ですよね?
「欲しい銘柄が沢山ある!」または「ここがチャンス!」
っと思った時こそ、余力がなくてエントリーできないってことありませんか?
そしてエントリー出来ない時に限って利益を取り逃すというパターン。
本記事で対応できるかもしれません。
しかもこの方法…違法でもなければ、特殊なツールも不要です。
少額投資家は楽天証券のアルゴ注文を使え!
いきなり結論ですが、投資効率を向上させる答えは「楽天証券のアルゴ注文」にあります。
ですので、既に多くの人の環境が整っているかもしれません。
楽天証券はアルゴ注文という特殊な注文をする機能を持っております。

アルゴ注文は「アイスバーグ」、「スナイパー」、「リザーブ」、「リンク」と4種類存在します。
その中で使うべくは「リザーブ」となります。(現物でも信用でもどちらでもOKです。)

もし、今の余力が100万円だった時、通常注文で100万円分の指値や逆指値を入れたら余力は0円になります。
これは指値・逆指値の注文が執行され、板に並ぶからという解釈で、何を今更?ですね。
しかし、このアルゴリザーブ注文は、指定した価格になるまで楽天証券のシステム上にエントリーされるだけで、実際の板には並ばずに余力が不要という動きをします。
ということは、余力100万円の時でも、アルゴ注文リザーブならいくらでも注文を出しておくことが可能なのです。

楽天証券のアルゴ注文リザーブ3つの注意点
ここまで読むとアルゴリザーブは使わなきゃ損に思えます。
早速使ってみよう!という前に、3つの注意点をよく理解してください。
①持っている余力以上は約定できない
アルゴリザーブなら余力100万円でも50万円分の注文を6件エントリーすることが可能です。
しかし、実際に約定するのは先に条件を満たした2件分のみとなります。
後の4件は条件を満たしても空振りに終わるので、そこを踏まえて注文の組み合わせを考える必要があります。
つまり、これまでの注文方法にはなかった注文組み合わせの概念が必要となります。
②条件成立後のエントリーのため約定力が弱い
例えば当日の朝10時に100万円でエントリーした指値の通常注文と、前日の夜に設定した指値のアルゴ注文があったとします。
当日の朝11時に指定価格に達した時、先に約定するのは通常注文となります。
アルゴリザーブは指値の価格に達したタイミングで、初めて注文が出されるため、この仕組みを考えて価格設定をする必要があります。
具体的には条件価格と注文価格に値幅を持たせる必要性があるということになります。

③新規注文と決済注文を同時に行うIFD注文ができない
これは人によってはかなり重要で、すぐに損切や利食いの設定を入れたい人にとっては致命的です。
市場を見て約定後に手動で決済注文を入れる、または、損切と利食いは翌日以降で割り切ることが必要です。
まとめ
アルゴリザーブを使った資金効率を高める手法は、旨味のある一方でクセの強い方法ということが伝わりましたでしょうか?
効率が格段に向上するので、逆に言えば誤ったトレードは負けるスピードも速まります。
そのため、全く勝てていない初心者は損が増えるだけなので使わない方がいいと思います。(いつぞやのマスターのように…)
アルゴリザーブの注文機能は最近ではスマホ版のiSPEEDにも実装されています。(それまではPC版のマケスピ2だけの機能でした)
是非活用してみてください。
引き続き、有益で且つ優位な投資情報について記載していきたいと思います。
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