マーケット1分ニュース(2025-10-09)

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マーケット1分ニュース(2025-10-09)

目次

総括

米国株式市場は押し目買いを背景に底堅さを保つ一方、為替市場では円安が加速し、ドル/円は153円手前まで接近した。金や原油などコモディティにも波及効果がみられ、金は上昇基調を維持しつつ、市場参加者はFRBの利下げシナリオと米政府の予算・閉鎖リスクをめぐる動きを注視している。

株式市場では、S&P500種指数が押し目買いに支えられて反発。ハイテク株は上昇の勢いにやや陰りがみられるが、全体として過度な調整には至っていない。米政府閉鎖の懸念が重しとなるものの、投資家心理は「米国経済が相対的に優位」との見方を織り込みつつある。

債券

国債は利回り低下(価格上昇)基調となった。労働市場の緩みやインフレ低下期待が利下げ観測を誘い、長短金利共に下落圧力が強まった。特に中長期債に対しては、リスク回避の動きと利回り圧縮の期待が重なり、買われる展開になった。

外為

ドル/円は5営業日連続の円安となり、一時153円手前まで上昇。キャリー取引の復活や高市早苗氏の政策期待が円売りを誘発した。為替オプション市場では、1カ月物のリスクリバーサルがプットとコールの価格均衡に近づき、円相場の変動性が高まったことを示唆している。

原油

原油価格には上昇圧も見られるが、世界的な供給過剰観測と需要鈍化懸念が足を引っ張る。OPECプラスによる11月の増産継続観測などが重石となり、原油市場は上昇余地を試すも強いトレンドには至っていない。

金スポット価格は一時4,059ドルを突破する場面もあり、上昇基調を継続。米金利低下観測とドルの乱高下懸念が金買いを支える。インフレや地政学リスク、米財政不透明性といった不確実性の高まりが、投資家を逃避資産として金に向かわせている。

出典(参照記事):【米国市況】円は対ドル5日続落、153円目前-金価格さらに上昇(Bloomberg Japan)【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース(Bloomberg Japan)

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